2010年 11月 25日
母を想う
12月6日、顔にメスが入る。
皮膚の外科手術を受けるのだ。
「最近急にシワが増えたわ」と嘆いているので
美容整形なら、本人も望むところだろうが、そうではない。
悪いものが見つかってしまったのだ。
内臓に転移するようなものではないが、放っておけるものでもない。
幾つになっても女は女。
顔に傷が付く事は、喜ばしい事ではない。
病名より、その事が何よりショックだったようだ。
手術は日帰りで一時間程度で終わり、自宅で消毒をして、一週間後に抜糸できる。
母にとっては、ショッキングな日ではあったが、
あまりにも、お天気が良かったので、母と2人で筑波山神社に参拝に行った。
素晴らしく紅葉している山肌をみて「行ってみよう」と、母を誘った。
「手術が一回ですむように、喘息がなおりますように」祈願した。
確かに、母はここのところ急に老いた気がする。
本人が一番自覚しているようだ。
私の喘息の事は、老いた両親には、話していない。
母は人間としてのキャパシティが決して大きな方ではない。
これからの心のケアが大切だと思う。
自信を無くして、鬱になってしまったら大変だ。
認知症に移行する事だって考えられる。
心の問題だから。
娘として何ができるか、身内だからこそ、
無神経な言葉や態度には、充分気をつけなければならない。
急な階段を幾つも一生懸命のぼったり、降りたりした。
母は膝が悪くなったので、階段を降りるとき、バックを持ち
生まれて初めて母の腕を、しっかりつかみ介助した。
いつのまに、こんな年老いたのだろう。
帰宅後、私は会社に戻った。それから妹と合流して今後の事を話しあった。
妹が家に電話をかけると、何か気に入らない事があったらしく、
「死んじゃった方がいい」と号泣していて、会話にならなかった。
しばらく、大変な日々が続きそうだ。
覚悟せねば!!
by barber-mary
| 2010-11-25 01:26
| 生きる